ChatGPTでMTG(マジック・ザ・ギャザリング)のプラグイン登場 ジャッジはもう必要ない? MagiCodex 使い方 解説

ChatGPTにMTG(マジック・ザ・ギャザリング)のプラグイン登場が登場しました。

プラグインを知らない方の為に簡単に説明するとプラグインを使用することによりChatGPT単体では行えない作業が可能になります。

例えばリアルタイムでWEBサイトで情報を検索して出力するなど様々なことが可能です。

有償のChatGPT Plus(月額20ドル/約2,900円)のユーザーは、設定画面から「Plugins」を有効にすることで使用可能です。

WEB版でGPT-4をクリックして「Plugin store」に行き、好きなプラグインをインストールして使うことができます。

現在はスマホからはプラグインは使用できません。

今回紹介するMagic The Gatheringのプラグインは「MagiCodex」です。

ストアに「MagiCodex」と入力してインストールしましょう。

説明にはカードのルールなどについて質問できると書いてあります。

質問1

このプラグインの使用前にGPT-3.5やGPT-4でMTGに関するルールを聞くとどのように出力するのかテストして比較してみます。

今回使用する質問は以下です。

相手のフィールドにスレイベンの守護者、サリアと傑士の神、レーデインが戦場にいます。
元々のマナ数が3マナのインスタントを唱えた時は合計で何マナを支払う必要がありますか?

GPT-3.5

まずは無料版の3.5に質問してみます。

普通に正解の回答が返ってきました。

GPT-4

続いては課金ユーザーのみが使用できるGPT-4に同様の質問をしてみます。

結果として合計4マナを支払う必要があるのは合っているのですが、説明にさらっと嘘が混ざっています。。
レーデインの効果が適用されるのは”4マナ未満の非クリーチャー呪文”とありますが、正しくは4マナ以上ですね。
さらに”サリアの効果によって元々のコストが4マナになる”とありますが元々のコストは3マナのままなのでこれは間違いです。

ChatGPT-4 + プラグイン(MagiCodex)

今度はプラグインを使用して質問してみます。

綺麗な正解の回答が返ってきました。
さらにカードの参照リンクがついています。

質問2

もう一つだけ質問してみましょう。

質問:

こちらが唱える命取りの論争(Deadly Dispute)の対象を相手プレイヤーにし、相手に2ドローと宝物トークン生成をさせることはできますか?

GPT-3.5, GPT-4

今回はGPT-4のみの画像です。GPT-3.5も出力内容にあまり差がなかったので割愛します。

カードの効果は仮定していますが、効果、回答共に正解です。

ChatGPT-4 + プラグイン(MagiCodex)

こちらも正解ですが、カードの効果をきちんと把握しており、より簡潔で分かりやすい回答となっております。

プラグイン使用の注意点

・新しいカードには対応できない。

カードによってはWEBで検索して?回答を出してくれる場合もあるようですが、ChatGPTが2021年までのデータしか無いのでそれに依存する可能性があります。

トレーディングカードで新カードに対して回答できなのは致命的ですね。

・カード名が英語でないと使えない。

日本語のカード名でプラグインを使用して質問すると必ず「カードを見つけることができませんでした」と回答されます。

ですのでプラグインを使用する際は英語名で質問する必要があります。

記事内では日本語名も併記しいていますが、英語のカード名のみで大丈夫です。

GPT-3.5、GPT-4では日本語でも問題なく回答されるのでこれは日本語ユーザーには大きなマイナス点ですね。

ですがGPT-3.5、GPT-4を使用するにしてもカード名は英語を使用した方が精度が高い結果が得られる可能性が高いです。

・基本的にカードのテキストやルールの確認以外はできない

例えばデッキの相談、環境の分析や「〜のフォーマットで〜ができるカードはある」などのカード検索はできないようでした。

まとめ

私が試した限りでは「MagiCodex」はChatGPTの回答よりも非常に正確でした。

最新のカードにはアクセスできないと前述しましたが、新カードでもそのカードのテキストを教えてあげればどのような挙動になるのかは教えてくれます。

これは特にプラグインである必要はなくChatGPTでMTGのルールに関する質問がある時に非常に有効です。

何回かプラグインを使用して質問してみた印象としては、プラグインの方が抽象的な質問でも回答がハッキリしており、正確性も高いです。

これはChatGPTのユーザー全てに言える事ですが、間違った回答を減らすには質問する側の能力も非常に大切になってきます。

個人的には抽象的な質問に対してカード検索とかできる機能があるといいなと思いました。

今後の発展に期待です。

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