MTG スタンダード ローテンション延長 アメリカ人の反応まとめ


経緯
2023年の5月7日に公式よりスタンダードのローテーションの変更のお知らせがありました。
Magic The Gatheringのフォーマットの一つであるスタンダードのローテーションが2年ごとではなく3年ごとに変更になります。
つまり今年に限り、『エルドレインの森』の発売にともなうスタンダードのローテーションはありません。
そして2024年の同時期に、『イニストラード:真夜中の狩り』および『イニストラード:真紅の契り』、『神河:輝ける世界』、『ニューカペナの街角』がローテーションでスタンダードを去ることになります。
公式によると以下がフォーマットの期間が伸びることに対しての利点とのことです。
・現行スタンダードのカードをより長く使えること。
・時間をかけて、メカニズムやアーキタイプをより効果的に構築できること。
・「色やメカニズム」に注目したデッキ(「セレズニア毒性」や「アゾリウス兵士」のようなデッキ)が多く、ミッドレンジが少ない環境を作るための強力なツールを得られること。
記事を読むとこの変更はスタンダードの人気を復権させるための第一歩であり、今後数ヶ月で他にもスタンダードを盛り上げるための計画があるとのことです。
公式の記事の全文はこちらから読めます。
公式Twitter比較
英語版の公式アカウントでは現地時間2023年5月7日の14時ごろ発表されました。
5日後でもRT数は引用RTも併せて500ほどとなっています。
日本の公式アカウントでも現地時間2023年5月7日の14時ごろに発表されています。
5日後のRT数は引用RTも併せて3500以上となっています。
発表時点での日本版の公式Twitterのフォロワー数は約10万人、英語版の公式Twitterのフォロワー数は約35万人と約3.5倍にも関わらず、RT数で比較すると日本語版の公式Twitterは英語版の約7倍の数となっています。
この数字だけを見ても、スタンダードのローテーションに対する注目度は日本の方が圧倒的に高いことが分かると思います。
本国アメリカでの反応まとめ
*アメリカ全土の反応ではなく私の周りのプレイヤーの反応をまとめたものになるのでエンターテイメントとしてお楽しみください。
アメリカのカードショップで色々な人にこの変更についてどう思っているか聞いてみたのでその反応をまとめます。
え?そうなの知らんかったわ。
俺も初めて聞いたわ笑
(まさか認知すらしていないとは….)
私は賛成です。せっかく買ったカードもすぐ使えなくなるのは嫌なので。
でもこれを機にスタンダードをやろうとまでは思わないかな。
俺はスタンダードはアリーナでしかやっていないけどあと1年以上、寓話を見続けなければいけないのか。
そんなことより寓話を禁止にした方がいいと思う。
(スタンダードの期間が伸びたからと言って)俺は絶対に寓話は買わない。
鏡割りの寓話へのヘイトが凄い^^;
私がたまに行くお店のDiscordの投稿でも面白いのがあったので一つだけ紹介します。
スタンダードのローテションの変更について皆んなと話したいと思ってここ(Discordのスタンダードを話すチャンネル)に来たが誰も話していないのが答えだな。
皆さん興味がないというのを遠回しに伝えていますね笑
スタンダードを紙で最後にプレイしたのはいつ?
皆さんは紙のマジックでスタンダードを最後にプレイしたのはいつですか?
3年くらい前かな。
ドミナリア(2018年4月発売)くらいまではやってた。
一回もプレイしたことないです。
アリーナのみ。
エルドレイン(2019年10月発売)あたりで辞めた。
やはりアメリカでは統率者が圧倒的な人気を誇っており、スタンダードをプレイしている人は中々、見かけないですね。
アメリカで統率者が人気の理由は以下の記事で読めます。
最後にアメリカでカードショップを経営しているAdamさん(仮名)にスタンダードのローテーションの変更について聞いてみた。
スタンダードのローテーションの変更は賛成ですか?お店にどんな影響が出ると思いますか?
数年前に比べてスタンダードのパックの売れ行きはどんどん悪くなっているから公式から盛り上げようとしてくれるのは嬉しい。
だがローテーションが変更になったくらいではアメリカでスタンダードの人気が戻るともとても思えない。
他にも色々、企画してるようだが正直、上手くいくとは思えないが俺たちは待つことしかできないかな。
さいごに
地域にもよりますがアメリカではスタンダードに限らず、統率者以外はあまり遊ばれていないのが現状です。特に新弾の発売日付近であればドラフトもそれなりに人気です。
フォーマットの人気度は地域にもよりますが、特に私が住むボストン界隈では、モダンやパイオニアのイベントを見つけるのが最近は特に難しくなっています。
最近では、パイオニアの地域チャンピオンシップに参加しようとしたところ、定員32名のところに3名しか集まらず、大会を開催することができませんでした。
このような事態が現れているため、私のアメリカでのMTGライフはアリーナでのプレイがメインなっています。
アメリカの他の州に住んでいる方によると、お客さんがお店にお願いしてパイオニアのイベントをやってもらう事もあるそうです。
素晴らしいで関係性ですが、地域のコミュニティが発達しており、お客さんとお店の距離が近いアメリカならではかもしれないですね。
Adamさんが指摘したように、アメリカでスタンダード形式のゲームを流行らせるのは、決して簡単なことではありません。
それにもかかわらず、WotCがこの問題を真剣に受け止め、新たな取り組みに取り組んでいるという報告を聞くと、個人的にはとても嬉しく感じます。
この動きについての今後の発展を期待して、続報を待ちたいと思います。
5/29
スタンダードのローテンションの変更に続いて、2023年の5月29日に禁止カードの改定が行われました。その際の海外の反応のまとめは以下の記事で読めます。
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